こんにちは。漫画ソムリエのななです。
今回は、漫画「PとJK」の実写映画化についてお話します。
漫画「PとJK」について
三次マキ作「PとJK」は、雑誌「別冊フレンド」に2013年1月号から2020年3月号まで連載された少女漫画作品です。
この作品は、「全国書店員が選んだおすすめコミック2014」にランクインし、2017年5月、第41回講談社漫画賞少女部門を受賞しました。
あらすじ
ここから下はネタバレを含みます。
主人公本谷歌子は、音尾高校普通科に通う1年生。歌子はある日、同級生の矢口三門に誘われ、三門の姉が主催した合コンに、年齢を22歳と偽り参加します。
そこで、少し無愛想で、でも優しい雰囲気を持つ男性佐賀野功太(23)に出会います。功太は、合コンからの帰り道、歌子が実は16歳だと知り歌子をきつく叱りました。
実は、功太の職業は、警察官だったのです。その後、何度か会っていくうちに功太は歌子に魅かれていきますが、「警察官が、高校生と付き合うわけにはいかない」と、歌子からの告白も断ってしまいました。
しかし、ある日、不良に襲われそうになった功太をかばった歌子が、おでこに傷を負ったことで功太は決意をし、病室で歌子にプロポーズをするのです…。
実写映画化
2017年3月25日、亀梨和也さんと土屋太鳳さんのダブル主演で実写映画が公開され、興行収入10億円を超える大ヒット作品となりました。
撮影は、函館市を中心とした北海道で行われました。
メインキャスト
佐賀野功太 | 亀梨和也(KAT-TUN) |
本谷歌子 | 土屋太鳳 |
大神平助 | 高杉真宙 |
矢口三門(カコの親友) | 玉城ティナ |
永倉二郎 | 西畑大吾(なにわ男子) |
本谷誠一(カコの父) | 村上淳 |
本谷陽子(カコの母) | ともさかりえ |
小森ふみ(功太の先輩) | 大政絢 |
山本修一(功太の上司) | 田口トモロヲ |
- キャスト表記について
- この映画の公開された2017年当時、亀梨和也さんはグループ活動を休止し、ソロ活動に注入され、西畑大吾さんはジャニーズジュニアとして活躍されていらっしゃいました。カッコ内には、2022年5月現在お2人が所属活動しているグループ名を表記しています
エピソード
- 亀梨和也さんは、この作品が初めての少女漫画原作の作品であり、ラブストーリーだったそうです。
- 「PとJK」の舞台となった北海道は、三次マキ先生の出身地でもあります。
- 西畑さんと高杉さんは撮影期間中に仲を深め、一緒に函館を市内観光したり函館山に上ったりしたそうです。
- この映画で、土屋太鳳さんがもう一度観て欲しいシーンとして「大神がお母さんと引っ越すシーン」をあげていらっしゃいます。このシーンで、功太は大神にこう言います。「お前さあ、10年後の自分て想像できるか?俺は10年前今の俺を想像できなかった。想像できないってことは可能性があるってことなんだよな」この言葉は、土屋さんの心に大変響き、映画をご覧の方々の中にも色々悩んでいらっしゃる方がいると思うが、そういう人にも届けばいいと思うと仰っています。
Blu-ray&DVD発売、デジタル配信中
2017年9月13日、Blu-ray&DVDが発売されました。
デジタル配信は、AmazonやU-NEXTからご覧になれます。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
三次マキ作「PとJK」の実写映画版についてお話しさせていただきました。
私は、相手の男性が真面目な場合には、肉食系女子の猛アタックを安心して読めるので大好きです。
この漫画でも、1巻で、カコが功太にかわいい猛アタックをしているので、「これは、功太嬉しいよね」と思いますし、ある事件が起きた直後に、功太がカコにプロポーズする箇所も納得して読めました。
映画では、カコが功太へアタックするシーンがないため、功太がカコへプロポーズする展開は、若干、唐突な印象を覚えるかもしれません。けれども、124分間という限られた上映時間の中に、2人のかわいい新婚生活の様子がたくさんつまっており、そんな些細なことは一瞬にして凌駕されます。
この映画は、功太とカコのかわいい年の差カップルの話を軸に、功太や大神が自分たちの悲しい過去や現在を、よい未来に変えられる強い自分になろうとする姿も見どころとなっています。
みなさんにも、読んで観て堪能していただけたらうれしいです。
ありがとうございました。