こんにちは。漫画ソムリエのななです。
今回は、漫画「orange」の実写映画についてお話します。
漫画「orange」について
高野苺作「orange」は、雑誌「別冊マーガレット」2012年4月号から12月号まで連載、その後、雑誌「月刊アクション」に移籍し、2014年2月号から2015年まで不定期連載された漫画作品です。2016年4月号からは、番外編が不定期掲載されました。
話数カウントは、「LETTER 〇」。
あらすじ
主人公高宮菜穂（16）は、長野県松本市に住む高校2年生です。
春、菜穂の元に10年後の自分から手紙が届きます。そこには、これから起こる事、そして「後悔」しないためにすべき事が書かれていました。
東京から転校してきた成瀬翔を「ある事」から救うため、翔を囲む菜穂をはじめとした５人の高校生たちが「『今』という時間を大切に生きる」青春ストーリー。
ランキング
「このマンガがすごい！ 2015 BEST20 オトコ編」で第15位に、「全国書店員が選んだおすすめコミック2015（第10回）」では第5位、「第1回 次にくるマンガ大賞 コミックス部門」で第12位に、「全国書店員が選んだおすすめコミック2016（第11回）」では第6位に、それぞれランキング入りしました。
ノベライズ化・アニメ化
2015年7月、双葉社ジュニア文庫より時海結以によるノベライズがスタートし、全3巻が刊行されました。
そして、2016年7月から9月までテレビアニメ全13話が放送され、同年11月18日、劇場版アニメ「orange-未来-」が2週間限定で公開されました。
実写映画化
2015年12月12日、実写映画「orange-オレンジ-」が公開されました。主題歌はコブクロの「未来」。興行収入は32億円を突破し、稀に見る大ヒット作品となりました。
メインキャスト
主演は、土屋太鳳さん、相手役は、この映画の撮影前に、NHK朝の連続テレビ小説「まれ」で、土屋さんと夫婦役で共演した山﨑賢人さんです。
| 高宮 菜穂（なほ） | 土屋 太鳳 |
| 成瀬 翔（かける） | 山﨑 賢人 |
| 須和 弘人（すわ） | 竜星 涼 |
| 茅野 貴子（たかこ） | 山崎 紘菜 |
| 萩田 朔（はぎた） | 桜田 通 |
| 村坂 あずさ（アズ） | 清水 くるみ |
| 中野 幸路 | 鶴見 辰吾 |
| 上田 莉緒 | 真野 恵里菜 |
| 成瀬 美由紀 | 森口 瑤子 |
| 成瀬 初乃 | 草村 礼子 |
受賞情報
【第39回日本アカデミー賞】
・新人俳優賞 土屋太鳳
・新人俳優賞 山﨑賢人（「ヒロイン失格」とあわせての受賞）
【第7回 ロケーションジャパン大賞】
≪部門賞≫行楽部門 映画『orange-オレンジ-』×長野県松本市
Blu－ray＆DVD発売、デジタル配信中
2016年6月15日、Blu-ray＆DVDが発売されました。
デジタル配信は、AmazonやU-NEXTからご覧になれます。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は、高野苺作「orange」の実写映画についてお話しさせていただきました。
漫画「orange」は単行本１〜５巻が本編、6巻と7巻が番外編という構成になっています。2012年に連載が開始した本作は、2022年4月12日発売の第7巻で最終巻となりました。原作の長さが比較的短いにも関わらず、実写映画は上映時間139分とやや長めになっているのは、この作品が持っているテーマを丁寧に描いたためと思われます。
自分達が、つい不真面目に過ごしてしまいがちな貴重な「今」は、本当に大切にすべきものなのだと思い出させてくれる作品です。
是非、読んで観ていただければと思いました。
ありがとうございました。