こんにちは。漫画ソムリエのななです。
今回は、漫画「ニセコイ」の実写映画についてお話します。
漫画「ニセコイ」について
古味直志作「ニセコイ」は、読切が雑誌「少年ジャンプNEXT!」2011 WINTERに掲載後、雑誌「週刊少年ジャンプ」2011年48号から2016年36・37合併号まで連載された漫画作品です。
コミック全25巻、累計発行部数1200万部以上の人気ラブコメディです。
あらすじ
主人公一条楽は、高校一年生。有名なヤクザの元締め「集英組」の組長の一人息子です。
楽の夢は、一流大学を卒業して公務員になり、まっとうな生活を送れるようになること。その夢を実現させるため、ずっと勉強ばかりしてきた楽は、今まで彼女がいたこともましてやモテたこともありませんでした。
幼い頃、楽は、父親と行った旅行先で1人の女の子と出会いました。仲良くなった2人は、再会の約束の印として、楽は錠のペンダントを、錠を開ける鍵を女の子が持ち別れます。
大きくなり、女の子の顔も名前も忘れてしまった楽ですが、このペンダントを持っていれば、またどこかで会えると思っています。そしてその子が、実は同じクラスの気になる女子、小野寺小咲なのではないかと考えているのです。
ある日、楽のクラスに、父親がアメリカ人、母親が日本人のハーフ桐崎千棘が転校してきました。楽の隣の席になった千棘は、スタイルのいい美人ですが、かなり凶暴なため、楽はあまり好きになれません。
その千棘が転校してきた頃から、ヤクザとギャングの抗争が激しくなってきていました。楽の父が、「このままでは全面戦争になってしまうので、それを回避するため、ギャングのボスの娘と、フリでいいので3年間恋人になってほしい」と楽に頼みます。
戸惑う楽の前に現れたのは、桐崎千棘でした。ギャングの娘は千棘だったのです。ヤクザとギャング双方のボスの2代目が恋仲であれば、火がついてしまっている若い衆の気持ちを抑えこむことができる。
否が応でも、付き合わなければならなくなった、2人の「ニセコイ」が始まったのです。
テレビアニメ
2014年1月から5月まで、テレビアニメ第1期(第6巻第50話までの内容)が放送され、2015年4月から6月まで「ニセコイ:」のタイトルで第2期(第12巻第106話までの内容)が放送されました。
アニメオリジナルの内容はなく、原作に忠実に作られています。
2018年冬、実写映画公開!
2018年12月21日、Sexy Zoneの中島健人さんと中条あやみさんダブル主演で、実写映画が公開されました。
メインキャスト
一条 楽 | 中島健人(Sexy Zone) |
桐崎千棘 | 中条あやみ |
小野寺小咲 | 池間夏海 |
橘 万里花 | 島崎遥香 |
舞子 集 | 岸優太(Number_i/当時King & Prince) |
鶫 誠士郎 | 青野楓 |
宮本るり | 河村花 |
本田曜子 | GENKING |
日原教子 | 松本まりか |
佐々木竜之介 | 丸山智己 |
ゴリ沢 | 加藤諒 |
アーデルト | 団時朗 |
一条一征 | 宅麻伸 |
クロード | DAIGO |
中条あやみの素直さが悲しかったケンティー
オファーがあった時、中島さんは、雑誌「週刊少年ジャンプ」のファンなので、この「ニセコイ」の内容も人気も理解していたそうです。一方、中条さんは、オファー後に原作に触れてその人気を知りプレッシャーを感じたとのことでした。
それでも、初共演のお2人は「脱王子」「脱清純」を宣言し、素晴らしいラブコメディを完成させました。
中島さんは、中条さんのことを「とても素直な方」と表現し、「金髪でスタイル抜群の千棘の役は、中条さんにしかできないが、楽の役なんて誰でもできる」と中条さんに言った際、中条さんから「うん、そうだね」と返され、少し悲しく感じつつも、その素直さをかわいく感じたと仰っていました。
それに対し中条さんは「見た目の意味でだった」と言い、「彼はプロ意識が高くて、なんでも受け入れる。体脂肪率を12%から8%に絞った。作品に対する愛の深さは、誰にも真似できないと思う」とフォローしました。
Blu-ray&DVD発売、デジタル配信中
2019年6月5日、Blu-ray&DVDが発売されました。
デジタル配信は、Amazon Primeビデオにてご覧いただけます。
ニセコイまとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は、古味直志作「ニセコイ」の実写映画について、お話しさせていただきました。
2016年、雑誌「週刊少年ジャンプ」のラブコメ作品としての連載期間が、歴代最長となった本作品。バラエティーに富んだキャスティングで実写化されました。
メインキャストの、ヘアスタイルやヘアカラーもバラエティーに富み、漫画というよりもアニメが実写化したような感じを受けます。
バラエティ番組では、天然な言動の目立つキンプリの岸優太さんですが、頭がよく、人の恋愛には鋭く、自分の恋愛には鈍感な変態キャラ「舞子集」というむずかしそうな役を、さらっとこなしていらっしゃるなと驚き、感心しました。
「黒崎くんの言いなりになんてならない」やスピンオフドラマの「近キョリ恋愛」でも、主張が強すぎない自然なお芝居をされるので、センスがある方なのかなという印象を受けます。
漫画「黒崎くんの言いなりになんてならない」の実写映画についてはこちら
漫画「近キョリ恋愛」の実写映画とスピンオフドラマについてはこちら
みなさんにも、読んで観て楽しんでいただけたらうれしいです。
ありがとうございました。