こんにちは。漫画ソムリエのななです。
今回は、漫画「黒崎くんの言いなりになんてならない」の実写映画についてお話します。
漫画「黒崎くんの言いなりになんてならない」について
マキノ作「黒崎くんの言いなりになんてならない」は、雑誌「別冊フレンド」2014年2月号から2021年11月号まで連載された少女漫画作品です。
2016年第40回と2021年第45回の講談社漫画賞少女部門にノミネートされました。
あらすじ
主人公赤羽由宇は、高校1年生。中学時代は地味な女子だったためにあまりいい事がなかったので、がんばって高校デビューを果たしました。
由宇は、同じ1年生で、みんなから「白王子」と呼ばれている、優しいイケメンの白河タクミのことが気になっています。由宇と同じクラスに、その白王子と同じ中学出身で、みんなから「黒悪魔」と呼ばれ恐れられている黒崎晴人がいますが、由宇と晴人は、あまりいい関係ではありません。
ある日、急に由宇の父親の転勤が決まり、由宇は1人、「白王子」と「黒悪魔」のいる学生寮に入れられてしまいます。
そうして突然始まった寮生活で、副寮長である晴人に「絶対服従」を命じられてしまった由宇は…。
2016年、実写映画化!
2016年2月27日に実写映画が公開されました。
その映画の公開に先駆け、映画のスピンオフドラマが制作され、2015年12月22日・23日に放送されました。
メインキャスト
ドラマ・映画ともに同じキャストです。ドラマには、鈴音役として夏帆さんもメインキャストに加わっています。
黒崎 晴人 | 中島 健人(Sexy Zone) |
赤羽 由宇 | 小松 菜奈 |
白河 タクミ | 千葉 雄大 |
芦川 芽衣子 | 高月 彩良 |
梶 祐介 | 岸 優太(Number_i/当時King & Prince) |
興行収入10億円突破・小松菜奈新人賞受賞
映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」は公開1ヶ月で、観客動員数87万人・興行収入10億円を突破しました。
また、小松菜奈さんは2つの賞を受賞なさいました。
第8回TAMA映画賞(選考対象:2015年10月から2016年9月に一般劇場で公開された作品及び監督・キャスト・スタッフ)で、最優秀新進女優賞(「ディストラクション・ベイビーズ」「バクマン。」「ヒーローマニア-生活-」とあわせて受賞)
2016年 第90回キネマ旬報ベスト・テンで新人女優賞(「溺れるナイフ」「ディストラクション・ベイビーズ」「ヒーローマニア-生活-」と合わせて受賞)
Blu-ray&DVD発売
2016年3月16日 スペシャルドラマ「黒崎くんの言いなりになんてならない」のBlu-ray & DVDが発売されました。
2016年8月17日 映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」のBlu-ray & DVDが発売されました。
2022年9月現在、この作品のデジタル配信はおこなわれていません。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は、マキノ作「黒崎くんの言いなりになんてならない」の実写映画についてお話しさせていただきました。
この漫画の黒崎晴人は、「悪魔級ドS男子」という設定のため、映画にも「お前は俺の奴隷だ」というようなとんでもないセリフが、いくつも出てきます。それでも、中島健人さんが、晴人というキャラクターをしっかりご自身の中に落とし込んで演じられているため、ドSセリフやドS壁ドンがでてきても楽しく鑑賞できました。
千葉雄大さんは、もとからある柔らかな雰囲気と、根底には何か強い信念をもっていそうな雰囲気とが、この「優しいイケメン白王子」のはまり役となっていました。
この作品は、ヒロインよりも男子たちの個性がかなり強いため、小松菜奈さんの「普通の女子高生」の演技によって、全体のバランスが保たれた印象を受けました。
みなさんにも、観て読んで楽しんでいただけたらうれしいです。
ありがとうございました。