こんにちは。漫画ソムリエのななです。
今回は、漫画「恋は雨上がりのように」の実写映画についてお話します。
漫画「恋は雨上がりのように」について
眉月じゅん作「恋は雨上がりのように」は、雑誌「月刊スピリッツ」2014年8月号から2016年1月号まで連載後、雑誌「ビッグコミックスピリッツ」に移籍し、2016年8号から2018年16号まで隔週連載された漫画作品です。
2018年、第63回「小学館漫画賞」の一般向け部門を受賞しました。
あらすじ
主人公橘あきらは、ファミリーレストランでアルバイトをしている女子高生です。
あきらは、アルバイトを始める以前、陸上部に所属し、短距離のエースとして活躍していました。ところが、半年前に右足のアキレス腱に傷を負ってしまった為、現在は、部活動から離れ、放課後は主にアルバイトをして日々を過ごしています。
あきらは、クールビューティーな雰囲気のせいで、本人にそんなつもりがなくとも、他人から「にらんでいる・こわい」と誤解を受けることがよくあります。
そんなあきらには、好きな男性がいます。アルバイト先の店長近藤正己(45)です。周囲から臭いと言われているけれど、大きなくしゃみをするけれど、万年店長で出世しなさそうでバツイチ子持ちだけれど、あきらは店長が「好き」なのです。
あきらは、店長に自分の気持ちを伝えますが、店長は当然戸惑って…
テレビアニメ化
2018年1月から3月にかけて、フジテレビ「ノイタミナ」枠やその他各局でテレビアニメが放送されました。
2018年、実写映画公開!
2018年5月25日、小松菜奈と大泉洋主演で実写映画が公開されました。
メインキャスト
橘 あきら | 小松菜奈 |
近藤 正己 | 大泉洋 |
喜屋武 はるか | 清野菜名 |
加瀬 亮介 | 磯村勇斗 |
吉澤 タカシ | 葉山奨之 |
西田 ユイ | 松本穂香 |
倉田 みずき | 山本舞香 |
久保 佳代子 | 濱田マリ |
九条 ちひろ | 戸次重幸 |
橘 ともよ | 吉田羊 |
Blu-ray&DVD発売、デジタル配信中
2018年11月21日、Blu-ray&DVDが発売されました。
デジタル配信は、Amazon PrimeやU-NEXTからご覧になれます。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は、眉月じゅん作「恋は雨上がりのように」の実写映画についてお話しさせていただきました。
この漫画の第1話は、タイトルのように穏やかでしっとりとしており、漫画の世界へするりと読み手を引き込みます。
致し方ない傷を体と心に抱えているあきらの瞳に、くだらないように思われる現実を黙々と受け入れて生きている店長が、魅力的な人物に映っているのはとても自然な流れだと思います。
けれども、店長は、あきらに対し理性ある大人の対応をします。
相手(ここではあきら)の気持ちや立場を考えて行動する人としてもう一人、あきらの幼なじみで親友の「喜屋武はるか」が登場します。
はるかは、怪我をしてから部活動に参加しなくなったあきらを気にしながらも、あきらの気持ちを考えるとそれが伝えられずにいます。
その一方、28歳も年上の男性に魅かれている事に関しては、店長が変な男性ではないかと本気で心配し、あきらをしかりつけます。はるかの親友を想う優しい心は、観ている側をとても幸せな気持ちにしました。
皆さんにも読んで観ていただけたらうれしいです。
ありがとうございました。