こんにちは。漫画ソムリエのななです。
今回は、漫画「きょうのキラ君」の実写映画についてお話します。
漫画「きょうのキラ君」について
みきもと凛作「きょうのキラ君」は、雑誌「別冊フレンド」に2011年10月号から2014年9月号まで連載された少女漫画作品です。
話数カウントは、「PAGE 〇」。
あらすじ
主人公岡村ニノン(通称:ニノ)高校1年生は、肩にいつもオウムをのせているため、クラスの人達から「鳥女」と呼ばれています。
過去にいじめにあい、人と関わることを恐れるようになっていたニノですが、隣に住む同じクラスの吉良ゆいじ(通称:キラ)があと1年の命と知り、365日間キラとずっと一緒に過ごすことを決意します。
最も恐れていた「人と関わる事」の扉を開いたニノと、不良っぽいけど実はすごく泣き虫なキラが「命に向き合う日々」を紡いだ物語。
漫画「きょうのキラ君」こぼれ話
以前「天国に一番近い恋」と「タイヨウのうた」という『死』が共通点の作品を描き、それをきっかけに、いつかこのテーマにしっかりと向き合った作品を描きたいと思うようになり、生まれたのがこの「きょうのキラ君」だそうです。
【キャラクターの名前】
みきもと凛先生は、お笑い芸人のナインティナインさんが好きで、「岡村ニノン」と同級生の「矢部和弘」の苗字はそこからとってつけたそうです。
また、「吉良ゆいじ」の苗字は、以前、某番組で観た一般の高校生の吹奏楽部の密着に登場した男の子の名前で、響きに魅かれてつけたそうです。
2017年、実写映画化
2017年2月25日、中川大志さん主演で実写映画が公開されました。
メインキャスト
吉良ゆいじ (キラ) | 中川大志 |
岡村ニノン (ニノ) | 飯豊まりえ |
矢部和弘 | 葉山奨之 |
矢作澪 | 平祐奈 |
キラの父親 | 岡田浩暉 |
岡村かのん | 三浦理恵子 |
岡村隆弘 | 安田顕 |
英語教師 | 川上洋平 |
オカメ先生 | 高橋茂雄(サバンナ) |
原作者からの手紙。そして…
2017年2月25日、TOHOシネマズ新宿で初日舞台あいさつが開かれました。
主演の中川大志さん、飯豊まりえさん、葉山奨之さん、平祐奈さん、主題歌を担当されたバンドの[Alexandros]、川村泰祐監督が登場し、サプライズで読み上げられたみきもと凛先生からの手紙に涙する場面もみられました。
完成したのは、号泣ならぬ、まさに号キュンムービー!
Blu-ray&DVD発売、デジタル配信中
2017年8月18日、Blu-ray&DVDが発売されました。
デジタル配信は、AmazonやU-NEXTからご覧になれます。
映画「きょうのキラ君」まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は、みきもと凛作「きょうのキラ君」の実写映画についてお話しさせていただきました。
この作品は、高校生達が人間関係の難しさや生きるということは何かと考え、真剣に向かい合っている様子を描いた作品です。
そのわりにコメディ要素も多く盛り込まれ、そのおかげで、読む側も深刻になりすぎずに楽しく読むことができます。また、彼らの感情に共感もしやすくなっています。
主人公のニノがいつも肩に載せている鳥は、人間と会話ができるのですがなぜか関西弁。
結構、上から目線で話すこの鳥の吹き替えを、まさかの太鼓持ち芸人で知られるサバンナの高橋さんが務めていらっしゃいますが、これが本当にお上手です!
ご本人もご自身のアフレコの出来に「自信しかない」と仰っています。👏そんなところもチェックしていただけたらいいなと思います。元々、高橋さんが原作のファンだという事を知り、先生と交流が生まれ、ご指名をいただいたそうです。
みなさんにも、観て読んで堪能していただけたら嬉しいです。
ありがとうございました。