こんにちは。漫画ソムリエのななです。
今回は、漫画「いぬまるだしっ」に登場する、パロディーキャラクターについてお話します。
漫画「いぬまるだしっ」について
大石浩二作「いぬまるだしっ」は、雑誌「週刊少年ジャンプ」に2008年39号から2012年27号まで掲載されたギャグ漫画です。
あらすじ
主人公いぬまるくんは、またたび幼稚園に通う、いつも下半身丸出しの4歳の男の子。すみれ組です。
担任の山田たまこ先生は、そんないぬまるくんやすみれ組の生徒たち、そして同僚や園長のボケに、毎回芸人さんのようにツッコんでくれる明るくて優しい先生です。
ただ、たまこ先生には、ツッコミ以外にも、やるべき事や悩み事がいっぱいあります。
- いぬまるくんにパンツをはかせなきゃ。
- ドラクエⅨクリアしなきゃ。
- お兄ちゃん、お願い。総合的にちゃんとして。
大体のことは、「ギャグ漫画だから、ま、いっか」と片付けられますが、それでは収まらないことが1つあるのです。
「いぬまるくんのご両親は…誰?」
3人のパロディーキャラクターを紹介します
伊藤みちひろお兄さんのモデルは、弘道おにいさん
伊藤みちひろお兄さんは、最初、「超定番教育番組『おかあさんといっしょにいたこの前の男の人のことはパパにはないしょっ!!』の体操のお兄さん。子供と主婦の心をつかんで多方面に活躍中」という設定で、登場したキャラクターです。
ロケでまたたび幼稚園に来て以降、ギャグ漫画らしく残念なキャラクターになっていきます。
このキャラクターのモデルである佐藤弘道さんは、「おかあさんといっしょ」の10代目たいそうのおにいさんとして、1993年から2005年まで、12年間活躍されました。
その後タレントとして多方面に活躍する傍ら、弘前大学大学院医学研究科博士課程を修了されていらっしゃいます。
浅野犬壱は、途中からキャラクター性に大きな変化が見られます
第5巻(2010年6月発売)で初登場した頃は、浅野健壱の顔が少し老けて描かれている為、俳優の浅野忠信さんとシンガーソングライターのなぎら健壱さんお二人から、名前をお借りして作ったキャラクターという印象があります。
ところが、2011年4月から朝の情報番組「ZIP」で、俳優の速水もこみちさんが自身の料理コーナー「MOCO’sキッチン」を持ち、そのコーナー内で、料理にオリーブオイルをよく使用することや、寒いオヤジギャグを連発することで注目を浴びるようになります。
すると、浅野健壱も第10巻(2012年7月発売)から寒いギャグを連発するようになり、第11巻(2012年8月発売)では、テレビ番組で料理コーナー「犬壱ズキッチン」を持ち、そこでオリーブオイルを大量に使用するなどの速水もこみちさん要素も入った、パロディーキャラクターに変化していきます。
テンクミ先生のモデルは、「あたしはこいつらの担任の先生だよ」でおなじみのあの人!
つつじ組の担任のうすみ先生が退社されたため、新しく天童久美子先生が赴任してきました。長い黒髪、メガネとジャージを身につけ、いつも竹刀を持っているため、一見厳しそうに見えますが、優しくていい先生です。モデルは、「ごくせん」のヤンクミです。
「ごくせん」のヤンクミとは
「ごくせん」は、雑誌「YOU」に2000~2007年まで掲載された漫画作品です。仲間由紀恵さん主演で2002年からテレビドラマ化され、高視聴率を獲得したため、第3シリーズまで制作されました。
主人公は、任侠集団の組長の孫娘だということを隠して、高校で教師を務める山口久美子。生徒たちからヤンクミと呼ばれています。ヤンクミは、校内ではいつも、長い黒髪をひっつめにし、銀縁眼鏡をかけ、ジャージ姿で過ごしています。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は、大石浩二作「いぬまるだしっ」に登場した、3人のパロディーキャラクターについてお話しました。
最後に紹介したテンクミ先生ですが、実は、全11巻のこの作品で、第10巻で初登場したレギュラーキャラクターなんです。真面目でかわいい先生なので、もう少し漫画に登場して欲しかったなーと個人的に思ったりしました。
みなさんにも、この作品を読んで楽しんでいただけたらうれしいです。
ありがとうございました。
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