こんにちは。漫画ソムリエのななです。
今回は、漫画「青空エール」の実写映画についてお話します。
漫画「青空エール」について
河原和音作「青空エール」は、雑誌「別冊マーガレット」2008年9月号から2015年11月号まで連載された少女漫画作品です。
あらすじ
主人公小野つばさは、小学生の時、テレビで北海道札幌白翔高等学校が甲子園に出場した試合を観ました。
負けていてもあきらめずに頑張る選手たちと、選手たちを応援する吹奏楽部のトランペットの音が空に飛んでいく様子に感動したつばさは、「自分も白翔に入って、吹奏楽部に入りトランペットで音を飛ばして、甲子園で野球部を応援したい」と思います。
それから、数年後、つばさは念願の白翔高等学校に入学しました。けれども、白翔は、吹奏楽部の名門校です。トランペット初心者のつばさは、ちゃんと音を出すことさえ出来ず、苦しい日々が続きます。
同じクラスで野球部に所属し、甲子園を目指している山田大介は、そんなつばさをいつも応援し励ましてくれています。
つばさがある日、「今までずっとうつむいてあきらめてばかりいた。だから今は変わりたいと思っている」と大介に話すと、大介は、つばさの上履きにマジックペンでにこにこした顔のイラストを描き「これで下を見ても大丈夫!」と、いつものように励ましてくれました。
吹奏楽部の決まりで、自分の使う楽器に名前を付ける事になったつばさは、大介が描いてくれたイラストを想い、トランペットに「ニコ」と名前をつけました。
いつか、甲子園に出場し、青空に向かって応援のトランペットの音を飛ばすため、つばさと大介は互いに応援しあいながら、部活動に一生懸命励んでいきます。
2016年夏、実写映画公開!
2016年8月20日、土屋太鳳と竹内涼真主演で実写映画が公開され、興行収入12億円突破の大ヒット作品となりました。監督は、「僕等がいた」「ホットロード」「アオハライド」を手掛けてきた三木孝浩が務めました。
北海道札幌白翔高等学校のモデルになった学校は、北海道札幌白石高等学校です。
映画の撮影は、静岡県立浜松南高校と旧静岡県立三ヶ日高校で行われました。
メインキャスト
小野つばさ | 土屋太鳳 |
山田大介 | 竹内涼真 |
水島亜希 | 葉山奨之 |
城戸保志 | 堀井新太 |
春日瞳 | 小島藤子 |
脇田陽万里 | 松井愛莉 |
澤あかね | 平祐奈 |
碓井航太 | 山田裕貴 |
森優花 | 志田未来 |
杉村容子 | 上野樹里 |
Blu-ray&DVD発売、デジタル配信中
2017年2月22日、Blu-ray&DVDが発売されました。
デジタル配信は、Amazon PrimeやU-NEXTからご覧になれます。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は、河原和音作「青空エール」の実写映画についてお話しさせていただきました。
中学や高校時代に部活に所属する事は、意外と大事なことなのだと大人になって知ります。
私は、中学生の時は部活に入っていたのですが、高校は放送部に入部して半年で辞めてしまいました。
放送部のわりに毎月の部費が高いと感じて、お金を払ってほとんど充実していない部活にいるよりは、多少大変でもお金が入るバイトをしようと1年半ほどコンビニでバイトをしたんです。
バイトそのものはとてもいい経験になりました。バイト代の振込口座を指定された銀行に開設したり、お店では、お弁当を温めたり、商品の補充をしたり。
学校以外に、テリトリーがあるというのもよかったんです。
ただ、大人になってから思い出せる学生生活は、中学時代の事ばかりです。当たり前ですよね。高校時代はバイトしちゃってるんですから。意外と教えてもらえないことですが、部活に入らないと学校の思い出ってあまり作れないんです。
この経験があるので、この作品に触れて本当にうらやましく感じました。
ブラスバンドの顧問杉村先生は、冷たいようで熱いし、だからこそ生徒たちも一生懸命に頑張れています。「部活に参加する事」も「好きな事に一生懸命に取り組むこと」も、この頃しかできないから(もちろん人にもよると思いますが)、本当にうらやましいです。漫画の話でよかったです。
こんな気持ちになるぐらいに、熱い高校のブラスバンド部ストーリーを、みなさんにも読んで観て堪能していただけたらうれしいです。
ありがとうございました。